1.17手づくり市民追悼のつどい 1月17日 諏訪山公園・神戸市勤労会館
阪神・淡路大震災の後、ポートアイランド第三仮設住宅で、ふれあい喫茶「すまいる」の活動が始まりました。仮設住宅が解消した後も、すまいるのメンバーは当時の仮設の世話役の方々との交流があり、彼らが主催する追悼のつどいに参加しています。<hr /> 1月17日、あの未曾有の阪神淡路大震災から丸17年を迎えました。17年経ってもまだ遺族の方は癒されてはいません。20年で出なければならないとされる借り上げ住宅問題が17年経って出て来ています。直面させられている高齢被災者の方々は毎日不安な日々を暮らしているのです。
昨年の3月11日にあれ程の大震災と思っていた阪神・淡路大震災以上の大災害が起こり、マグニチュード9の大地震、その後の大津波で本当に多くの方々が犠牲になってしまいました。そして人災ではないかと思われる、決して起きてはならない原発事故も起こってしまいました。
私たち阪神・淡路大震災被災地の人は東北の被災者の方たちを自分の事のように感じ、心を痛め、想いを馳せ、涙を流し、出来る事は何か、一人ひとり自分に問いかけながら出来る事をしてきました。私たちが一番しなければならない事は決して忘れない事です。この私たち阪神淡路の被災者の事も、東日本の被災者の事も。そして決して忘れてはならない事は原発事故で汚染され続け放射能で苦しんでいる福島の事を。
私事ですが私の故郷は福島で、私は故郷を原発で壊されたと思っています。子どもや若い人は住んではいけないとも思っています。子どもを想って放射能被爆の事で日々苦しんでいるお母さんたちを何とか救っていかなければ子ども達の未来は暗いものになってしまいます。追悼は阪神と東日本の犠牲者に向けて執り行われました。どちらの遺族の方々も少しづつ、一歩づつでも気持ちが前に進める事が出来るよう心からお祈りをし、これから私たちがしなければならない事をしっかりと心に刻んで17年目の追悼のつどいを終えました。
(岡部眞紀子・ふれあい喫茶すまいる代表)
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