昨年は都市生活コミュニティセンターの両輪と言えるボランティア部門(災害支援活動含む)・介護保険事業に取り組んでまいりました。
特に災害支援活動では多くの組合員の方たちから寄せられたカンパをもとに生活クラブふくしまの組合員家族を招いてのリフレッシュツアーを昨年に引き続き行いました。屋外でのびのびと遊べない子供達を案じての企画です。神戸や淡路島で屈託なく遊ぶ福島の子どもたちの笑顔を見ながら、やって良かったと思うと同時に、何とも言えぬやるせない思いに涙しました。
また県外避難者の方たちへのリフレッシュカフェ(茶話会)では、西宮市や尼崎市に母子避難されている方々の窮状を目の当たりにし、無力感に胸がしめつけられる思いもしました。
一方、小躍りするくらい嬉しい報告もありました。福島県の仮設住宅で生活クラブふくしまが行っている救援青空市に生産者の方達の協力を得て支援物資を毎月送っているのですが、その青空市が仮設住宅住民のコミュニティ作りに役立っているというのです。
介護保険事業については、制度の変更で、依然として先行きは不透明な状況が続いています。しかし「あしすと」のメンバーは元気です。他のヘルパーステーションにないヘルパー目指して日々勉学し活動しています。
シニアサポート型賃貸マンション「ソーシャルコート神戸北」でも、入居されている方々の日々の暮らしを「あしすと」ならではのきめ細かいケアサポートをしています。
昨年末には戦後最低記録の投票率でバタバタと政権が交代し新年度を迎えました。混迷するこの時代に団塊の世代が高齢者の仲間入りするようになり、この先安心して暮らすことができるのか不安が募ります。御多分に漏れず私もそのひとりです。
そこで都市生活コミュニティセンターでは今年、たすけあいの仕組みとしてのネットワークづくりを積極的に模索していきたいと考えています。安心して暮らせるための手立ては、他人任せにせず、自分自身が動き始めなくてはならないと強く思うからです。
しかしながらその仕組みづくりには、老後に不安を感じる同世代だけでなく、おおぜいの力を結集しなくては実現しません。若い世代(特にそろそろ親の老後が心配になってくる世代)も含めひとりでも多くの参画と協働に期待しつつ、年始のご挨拶にかえさせていただきます。
(特定非営利活動法人都市生活コミュニティセンター理事長 林 佳子)
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