2月から月一度のペースで、西宮市市民交流センターで「遊び場・カフェ」を開催しています。東日本大震災で関西に避難された方々に、子どもには広い場所で思いっきり遊んでもらい、親御さんはそばの喫茶コーナでお話しして頂く企画です。
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西宮市によると、東日本大震災のあと東北・関東から市内に避難しているのは50世帯弱。
昨年10月に市社協などが行ったアンケートでは、半数以上が家族の一部を関東・東北に残したままの避難。経済面の不安を訴える世帯が多く、次いで「育児や教育」「健康」「別居家族」についての不安を抱えていらっしゃいます。
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「育児や教育」では、西宮市はもともと待機児童が多い事情があります。避難者向けの優先枠はないので、避難先で経済事情が苦しい中でも、子どもを預けて仕事を探しにくいことがあるかもしれません。
また、仕事が見つかっても、帰宅すれば休むまもなく子どもの面倒を見る生活が続くため、疲れがなかなか抜けない状況です。
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そんな話を伺って始めた「遊び場・カフェ」も3回を数えました。
子どもの遊び相手は学生ボランティア「ワカモノヂカラプロジェクト」の協力を頂き、毎回2〜5人の学生が参加しています。
彼ら・彼女らは、東日本大震災後、ボランティアバスで被災地に向かった若者たち。関西に戻っても何か応援できることはないかという思いで、グループを結成したそうです。主に兵庫県下で、防災教育や県外避難者支援の活動をしているなかで、都市生活コミュニティセンター(TCC)と縁ができましたました。
「遊び場・カフェ」の中では若いお父さん的役割で、避難先の家では出来ないような、体を目一杯使った遊びに取り組んでいます。
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喫茶コーナーは、TCCのメンバーが傾聴ボランティア的な役割で担っています。これまでのふれあい喫茶の経験もあり、毎回打ち解けた様子で、色んな話に耳を傾けています。
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震災から3年を経て、避難されている方々の状況も個別に変化しています。私たちに求められる役割もまた、変わっていくかもしれません。
関西から出来る支援は何か、関西の地でできる支援は何か。模索しながらの活動を続けています。
(TCC事務局長・福田和昭)
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