都市生活コミュニティセンター(TCC)で活動するボランティアグループの一つに「ハワイアンの会」があります。「歌やフラダンスで、赤ちゃんから高齢者、障害のある方にも無い方にも寄り添い、仲間の輪を広げる」を目標に月に一度の活動を続けてきました。
●ミュージックセラピーの活動から
代表の田中元美さんは生活クラブ都市生活の組合員。ミュージック・セラピー・ボランティア養成講座を8期に受講し、ハーモニーの一員として活動してきました。
ミュージックセラピーではメンバーが知恵を出し合って、季節感を取り入れたセッションを行います。田中さんはフラダンスの経験があり、これを取り入れたのが大好評。感動して涙を流しながら体を動かす参加者の姿もありました。この様子を見た田中さんは、フラダンスを軸として、地域の人々をつなぐ活動を考え始めました。
●ミュージックセラピーの活動から
15年ほど前からフラダンスを習っていた田中さん。教える側になることを意識したのはこの4〜5年とのこと。
フラダンスで大切なのは手踊りと呼ばれる手の動き。一つ一つの仕草に意味があり、それはまるで見ている人に訴えかける手話のよう。ステップは難しくても、手踊りなら座ったままで参加できます。
●日本の歌で手踊りも
「ハワイアンの会」として活動を開始したのは2012年12月で、西宮市市民交流センターが会場。
毎月第一日曜日に集まりを持ち、20代から60代まで、足の不自由な方を含めた10人ほどが参加しています。
まずは座って足のマッサージとストレッチで身体をほぐすところからスタート。
ハワイアンの会では、日本の歌の手踊りも取り入れています。フラダンスは手の動きに意味があるので、何語でも表現できるのです。冬の「たき火」「ペチカ」、春の「楽しいひな祭り」。夏の「海」などなど。「涙そうそう」「島唄」といった歌、それから東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」の手踊りも練習しています。感情豊かに表現される手踊りは、歌に込められた思いを昇華し、祈りのように心を動かします。
後半はステップを踏んでのフラダンスを行い、最後にわきあいあいとティータイムで幕となります。
●さらなる活動を目指して
一年近く続けてきて、参加者の中にはより本格的にフラダンスに挑戦したいという人も出てきました。10月からは毎月第三土曜日に開催日を増やし、こちらでは一歩踏み込んだレッスンをしています。将来的には地域の施設などでボランティア活動の場を広げていけないかと考えています。
(取材/TCC事務局長・福田和昭)
■12月のハワイアンの会は、12月1日(日)と14(土)に開催。会場は西宮市市民交流センター、13時半から(問い合わせはTCC:0798-36-6679)
- 事務所移転しました (2018-12-26 18:22:49)
- パンセ武庫之荘現地見学会を開催します! (2017-09-25 17:09:43)
- パンセ武庫之荘説明会を開催します! (2017-09-06 17:27:25)
- 都市生活コミュニティセンター・事務所移転のお知らせ (2017-05-12 15:07:09)
- 【TCC勉強会のお知らせ:2月5日】和光市保健福祉部長、東内京一さんを囲んで (2017-01-20 15:33:00)
- 石飛幸三先生講演会「老衰死-穏やかな最期を迎えるために-」(3月12日) (2016-02-09 12:52:19)
- 映画「日本と原発」上映会 (2015-08-18 11:51:59)
- 東日本大震災支援プロジェクトチーム 大人版リフレッシュツアー (2014-06-20 12:00:01)
- 2014年度総会開催 ミュージックセラピーグループ「ハーモニー」 (2014-06-20 12:00:00)
- 「アースディ神戸」出展 (2014-05-27 12:00:01)