都市生活コミュニティセンター(TCC)では東日本大震災の被災地の応援のため、被災地で造られた手作り品を扱っています。
福島県の新地町の小川公園仮設は、「青空市」で応援している仮設住宅の一つ。ここの住民のみなさんが手編みしているのが「エコたわし」。平均年齢70歳代という女性陣26人による「エコたわし編み隊」のみなさんが集会所に集まって作っています。一つ200円。
亘理町てしごとプロジェクトWATALISは、生活クラブ連合会が応援している共生地域創造財団が支援している女性グループで、約30人が仕事づくりを目指して活動中です。亘理町はいちごの産地であることから、呉服屋さんから提供頂いた着物地と紐結びでつくった「いちごストラップ」をつくっています。一つ1,050円。
イベントなどの会場で販売するほか、TCCの事務所で取り扱っています。問い合わせは事務局まで。
2月9日、西宮市市民交流センターで「遊び場・カフェ」を開催しました。
東日本大震災で関西に避難された方々を対象にしたもので、子どもには広い場所で思いっきり遊んでもらい、親御さんはそばの喫茶コーナでお話してもらう企画です。
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県外に避難された方々の多くは、住居や仕事、家族と別れ別れの生活といった課題を抱えています。その中の一つが子どものこと。集合住宅の室内で思いっきり遊ぶ機会もなく、母子避難している中で、昼間仕事に出ているお母さんが帰宅後も子どもの遊び相手をするのはなかなか大変です。
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そんな話を伺い、これまで行なってきた「リフレッシュカフェ」を模様替えし、広い場所に会場を移して、子どもたちに走ったり飛んだりしてもらえるような場所を用意しました。また被災地でボランティア活動をした関西の学生グループ「ワカモノヂカラプロジェクト」の協力を得て、子どもたちの遊び相手になって頂きました。
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当日は4家族の皆さんが訪れ、学生のみなさんはすっかり子どもたちのお兄さん・お姉さんとなり、ボールにフリスビー、紙飛行機、追いかけっこ、スケッチブックに絵を描いたり、折り紙したり、2時間フルに活躍してくださいました。
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「こんなに楽しそうな笑顔を見るのは久しぶり」と大好評。
今後は月一回のペースで開催していく予定です。今後の開催予定は、
・3月17日(日)13時半〜15時半
・4月20日(土)13時半〜15時半
・5月18日(土)13時半〜15時半
いずれも会場は西宮市市民交流センター体育室です。(都市生活コミュニティセンター事務局長・福田和昭)
●きっかけは熟年セミナー
都市生活コミュニティセンター(TCC)で昨年8月に生き活き「熟年セミナー」を開催しました。
3回連続講座終了後の茶話会で「健康体操」の曽和先生から「介護予防の健康体操として今回だけでなく続けるといいよ!」という発言がありました。
それを聞いた参加者から「月に一回でもやりましょう!」と言う声が上がりどうなるか?と心配しつつ10人で発足しました。
●健康体操スタート
10月から月2回介護予防のための「健康体操」が始まりました。
介護予防の体操をすると言うことは年齢を重ねて過ごしていく中で出来るだけ自分の事は自ら行い生活していく体力を今から作って行こう!と言うことです。
講師の曽和先生曰く「ジムに行って機械を使って体操するよりも、自分の体力とセラバンドを使っての負荷をかけながらの体操でいいのよ!」の掛け声で毎回楽しく行っています。
●これからの人生を考える場
団塊の世代が高齢者の仲間入りをする事でこれからの人生について考える場にもなりました。
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体操をするだけに留まらず、1時間半の体操の後「出来るだけ自分の事は自分で、元気に終末を迎えるにはどうしたらいいか?」と今まで気になっているお墓の事・健康の事・子どもとの事……等話し合いながら市販のエンディングノートでなく私達のエンディングメモを作りました。
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いま周りで親御さんが終末を迎えどうしたらいいか慌てている話を良く聞きます。
今から知識として老いていく事を考える良い機会だと思って活動しています。
●得意分野を活かして
また毎回体操をした後一時間お互いの得意分野での教え合いも行ったりしています。
「折り紙でお雛さん作り」「パッチワーク」「刺し子」「フォークダンス」等々。
発足6ヶ月になりますがこれからメンバーで「あんな事」「こんな事」話しあいながらTCC「シャンシャンの会」を楽しみたいと考えています。
何時でも参加お待ちしています。
※活動日は毎月第一金曜・第三火曜の午後、西宮市内にて(詳しくは事務局までお問い合わせください)
(都市生活コミュニティセンター理事長・林佳子)
2月3日、CODE海外災害援助市民センターの設立10週年記念シンポジウムが、神戸市の兵庫県公館で開催されました。
CODEは阪神・淡路大震災後に海外の災害救援を目的に設立されたNGOで、都市生活・エスコープもアフガニスタンのぶどう基金への協力や、中国の四川省大地震の救援募金を託すなどの連携があります。
基調講演で、代表の芹田健太郎さんが、「最後の一人」までの支援にこだわる意味を語られました。最大多数の最大幸福を追求する民主主義では、多数決で政治が進み、100人中99人は幸福になっても、必ず最後の一人は切り捨てられる。だからこそNGOは、その最後の一人を支援するのだ、と。
震災をきっかけに立ち上がった市民として、市民活動の原点の一つを改めて確認させられました。
(TCC事務局長・福田和昭)
2月4日、ソーシャルコート神戸北では、節分の行事を行いました。2013年の節分は2月3日ですが、敷地内の保育園の子どもたちと合同の行事として、一日ずらして平日開催です。
当日はお餅つきと豆まき。餅つきは地元の自治会のみなさんに協力いただき、入居者さんの男性陣もも混じってぺったんぺったん。つきあがったお餅は、これも入居者のみなさんの手によって丸餅に仕立て上げ、さっそく胃袋に収まっていきました。豆まきはソーシャルコート神戸北のスタッフが扮した鬼が出現。微笑ましくも賑やかな「鬼は外」の掛け声が響きます。よき春がやってきますよう。